山と雪と写真のブログ


一日写真展のお知らせ

 

スキー雑誌「FALL LINE」に三年間に渡って掲載された白川郷周辺でのフォト・エッセイ。

 

・North East of EDEN 白川郷第一幕

・36 Hrs in the paradise 白川郷第二幕

・白山 Northern Traverse 白川郷第三幕

 

これら三年間の写真をまとめた写真展を一日だけ開催いたします。

 

静岡県大井川上流域でとれた豊かなジビエ料理を楽しみながら、

雪山の話題に花を咲かせつつ、

ゆったりと美術館で過ごすような時間を楽しみませんか?

 

ライダーの鈴村新、旭立太も参加します。

お近くの方も遠くの方も是非、いらしてください。

 

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◆日時◆

12月10日(日)の一日限定開催

10:00AM~16:00PM

 

◆写真

廣田勇介撮影によるA4サイズのプリント約20点(販売あり)

330photogalleriesによるサーフ写真数点

 

◆場所◆

食堂カフェ樵 

http://kikori-shokudou.com

 

(住所・島田市横岡579-1 MAP  https://goo.gl/maps/RoLsB9VvWJF2

 

新東名島田金谷IC下車国道473号線を左折、川根方面へ

直進約1分。国道1号線バイパス、大代IC下車国道473号線を川根方面へ、直進約5分。

 

JR金谷駅から、車で約15分。

JR島田駅から、車で約25分。

 

 

◆エントランス・フィー

大人2000円 子供1500円

(ウェルカムドリンク+小さなジビエ料理のテイスティングプレート付き)

予約不要ですが、料理は無くなり次第終了です。

 

★小さなジビエ料理のテイスティングプレート★

 

  ・南アルプス産 鹿のロティ

  ・南アルプス産 鹿の赤ワイン煮込み

  ・南アルプスの高山植物の花粉を集めた自家養蜂、蜂蜜のチーズケーキ

  ・バナナブレッド

 

★ドリンク★

   ・コーヒー  ・カフェラテ

   ・紅茶      ・ティーラテ

   ・緑茶ラテ  ・梅ジュース

   ・ワイン

 

 

書評・FALLLINE2018 旭川オートルートを行く

 

 憂鬱な月曜日を乗り切るための滑り手応援企画・雑誌・FALLLINEの書評、第二弾。

 

「旭川オートルートを行く」

文=浅川誠

写真=佐藤圭

 

 まずね、この二人の組み合わせが、間違いないんですよ。

 

まさか!」というような聞いたことのないアイデアがあって、

それを実現できるスキルのある滑りてと写真家と、あと誰か気の利いた文章の書ける人物が揃う。

 

ライダーと写真家の組み合わせの相性でね、

そのタッグの性格で、できあがった企画の良し悪しが決まりますからね。

 

この佐藤圭というカメラマンは、この「まさか!」という聞いたことのないアイデアを次々に送り出してくる、

アイデアが枯渇しがちな業界においてまさに企画のオアシスというべき人なんです。

 

 

だいたいの滑り雑誌の企画は、いくつかのパターンが考えられまして、

カメラマンも滑り手もそれぞれ得意とするストーリー、あるいは意識しないけどそっち系になってしまう

ストーリーがありまして、それは下記のようなものが考えられます。

 

 1・冒険的なストーリーで売る 

 

   例・「~ライン初滑降・極限の山を攻める」あるいは「世界の果てまで行ってス記ー」など、

      スティープや僻地でのスキー記録。たいしたターンが出来なくても、

      世界の果て感のあるロケーションで3ターン以上すればOK。

      山を攻められるはずはないが、刺激的な語感が重要の企画。

 

 2・身近で共感できる、あるいは心温まるストーリーで売る

 

   例・「ジモティーズ&ローカルズ がゆく」あるいは「索道員(りふとや)」など

     普段読者が滑っているようなエリアの知られざるストーリーやハートウォーミングなストーリーで、

     共感をさそう。読み終わったあとにはある種の「ほっこり」感が期待される。

 

 3・HOW TOあるいはガイドブック的な要素で売る。

 

          例・「オシャレ小枝(小枝→☓、小技→◯)でゲレンデジャック!」あるいは

      「パウダーガイド的~山放浪記」もなども同種。

      共感ではなく、読者の実利にもとづいた鉄板企画。

      なお、コアな読者をもつイメージが優先される媒体において、

      この企画を一度でも採用すると「魂を売った」「商業主義に走った」など、

      各方面から厳しい指摘をうける。

   

 4・インタビューその他、上記のミックス複合企画で売る。

 

    

  

など、大きく分けて4種の企画が考えられます。

 

で、話を元に戻すと、この佐藤圭というカメラマンは、上記4つのどのタイプでも、

オールマイティーにこなし、そしてその中に、必ず一つは独創的なアイデアを持ち込んでくるんですね。

 

FALLLINE 2015年の「1970年の北海道礼文島」なんてのは、まさに忘れられない記事で、

この人がいかにスキーの歴史に興味を持って、ある種のリスペクトを払っているか伝わってくるんですよ。

 

映像だけで育った最近の若いライダーたち(そんな世代がいるのか不明)がね、

何をやっても80年代の焼き直しかストーリーのないビジュアルだけになってしまうのは、

こういう風に、歴史に問うことを忘れているからなのですよ(完全に批評家きどり)

 

 

 

アルパインクライマーの山野井泰史さんがね、こう言っていたんです。

 

俺は池田常道さんの次に(山の)本を読んでいる

 

 

池田常道さんという方は元『岩と雪』編集長で、日本の山岳界の知性を代表する方なんです。

山野井泰史さんは、その人の次くらい本を読みまくっているから、

歴史を知っていて、次にどのような進歩が考えられるか、常日頃から考えていて、

あれだけ独創的な登攀が出来たのですね。(もちろん、ご本人の神がかった信念と努力も)

 

 

 

話がまったく本題から反れましたが、

この旭川オートルートを読んでいて最も感銘を受けた文はですね。

 

 

「誰かに認めてほしいと思ったこともなく、(中略)生きているとが実感できるのがスキーだ」

                                  

                                      by 浅川誠

 

の一節なんです。

 

これはね、大袈裟でなくて、読んでいて涙がでましたよ。

 

この旭川誠という人には、一度しかお会いしたことがなく、

それも、佐藤圭氏がはじめる予定のバックパッカー(以前は文房具屋件おもちゃ屋だった)で、

ビールを飲みながらホコリ被った店内でTAMIYA模型のデッドストックを一緒に探す、

という訳のわからない時間を過ごしたことしかないのですが、

その短い時間の中でも、ゴールドラッシュのように目を輝かせて模型と向き合う浅川氏をみて、

この人は筋金入りの少年だ!と思いましたね。

 

 

またまた脱線しましたが、

そう、感銘を受けた彼の一文です。

 

 

忘れがちになりますけど、

人はね、誰かに認めて欲しくてスキーをする訳ではないんです。

 

SNSの登場によって、訳がわからなくなってますけど、

スキーっていうのは自分のためにするものじゃないですか。

 

 プロになると、雑誌のためとか、スポンサーのためとか、生活のためとか、

社会の関わりで止むをえぬ事情がある訳ですが、

それでも、誰かに認めてほしくてスキーをするようになったら、

 

それは地獄なんですね。

  

これは、何もプロだけではなくて、週末の愛好家の方にも言えるんです。

雪山に行くのが、いつの間にかSNSでイイネをもらうためになったら、それは、苦しいじゃないですか。

 

スキーっていうのは、もともとが消費活動(スキーを滑ると作物が育つ訳ではない)なわけですから、

せめて、我々の中では、滑り終わったあと本来は誰かと共有しなくても、

満足するものであったらいいなと思うのです。

 

別にSNSやその憂鬱な機能であるシェアがNGだといっている訳ではなく、

その発想と順序がポイントかと。

 

この浅川誠と佐藤圭というコンビは、

その順序を踏み外すことなく、はじめは心底楽しみながら、そして最後には、

 

「決してまともな休日とはいえない長い一日が終わった」

 

と締めくくっているように、本人も最後はよくわからなくなりながらも、

実はその写真から、出処の不明な、ある種の清々しさが伝わってくるんですね。

 

それはP74のリフト券を買うのも、待ちきれないような浅川誠の後ろ姿や、

P77の厳寒の旭川を家路につく愛車の後ろ姿から伝わってくるものなんです。

 

こういった感覚が、少年の日を思い出させてくれるんです。

 

 

 

 

まあ、色々好き勝手書きましたけど、

 

来るべき冬の一日の終わりには、

 

P77の浅川誠の愛車のように、最後は訳わからなくなりながらも、

クタクタになるほど滑り倒して家路につけたら、

 

それは幸福な一日に違いないですよ。

 

みんな本当は、そういう思いがしたくて、

何かに夢中になるんじゃないかとさえ、思うんです。

 

 

YH

 

書評・FALLLINE 2018 No.1

 

 毎年、この季節になりますと、雪山関係、滑り関係のSNSを賑わすこの雑誌。

 

Youtube全盛、SNS全盛のこの時代に、編集長が「雪山の文芸春秋」を目指す、と標榜する時代へのレジスタンス。

 

 

ファイトクラブのブラッド・ピットの言葉をもじれば、

 

「動画?SNSだって?そんなものはタイタニックと一緒に沈んじまえばいいんだ!」

 

という意気込み。

(注・編集部の方は誰もそんなことを言ってません。)

 

文字を駆使して、文学を綴り、カメラを振り回して、動かざる写真に価値を見出す。

 

第三次世界大戦が起こって電源がなくなっても、

太陽がなくならない限り、最後まで楽しめるのは、動画ではなく雑誌である。

  

 

それならば徹底的に文字だけで、この雑誌の魅力をお伝えしようではないかと思い、

本記事を思いつきました。

  

 

以下、5つのストーリーのみ、書ならぬストーリー評です。

本誌とあわせてお楽しみください。

 

 

1・INTO THE WILD 巻かれてみせろ

 

・文 渡邊雄太

・写真 田島継二

 

JONES SNOWBOARDの日本人ライダーとして活躍している渡邊雄太の筆による、

彼のライダーとしての先輩・小西隆文にまつわるストーリー。

 

以下、割愛。

 

 

2・旭川オートルー

 

え?

 

ちょっと、、、書評って言っておきながら、

いきなり割愛って、ひどくありません???

 

 

いやー、そうなんすけどねー。

 

でもねー今回のライダーじゃなくて、ライターの渡邊雄太、10代の頃から知ってて、

あまりに身内感強すぎて、彼に関してうんぬん書けないんすよー。

 

これはねー、きっと彼も同じだったと思うんですよ。

 

今回フィーチャーしているのは、ずっと追いかけてきた先輩の小西隆文氏に関してのストーリーでしょ。

照れやら、遠慮やら、その他二人にしかわからない、秘密の関係やら、

色々とある中でのインタビューですからね。

 

でも、そんななかで雄太は立派な仕事していると思いましたよ(完全に上から目線)

 

ライダーなんてみな個性の塊ですからね、

そのバックグラウンドを打ち消して、冷静に、先輩の話をするんですからね。

 

でも、その仲間うちでの、葛藤を裏で読み取りながら読みすすめると、

 

なんだかこのHEART FILMSっていう集まりは、

本当に、刺激しあえるいい仲間たちなんだなって思いますよ。

 

それがね、一番現れているのが、P62 の

 

「ヘインズでの撮影の締めとして、彼らはヘリを使った空撮を慣行した。借金覚悟の活動である。」

 

との一文ですよ。

 

欧米のメジャーフィルムと違って、スポンサーも予算もカメラマンの人数も、

すべてが限られた中での、活動ですからね。

 

そんな中で、仲間の勇姿を活かすために、

借金覚悟で、フィルマーの田島継二氏は一シーンを残す決断をするわけです。

 

借金してまで、仲間の晴れ舞台に最高のアングルを用意する友達。

そんな友達は人生で何人も得られるものではありませんよ。

 

この一文が、HEARTFILMSっていう独立集団の価値を物語っているわけです。

 

そして、彼らがいて、世界レベルに肉薄する映像を毎年残しているおかげで、

どれだけ日本のフリーライド・スノーボード界の底上げになっていることか、

 

それはそれは計り知れないものがありますよ。

 

 

その他、映像、写真と絶えず二刀流で攻め続ける田島氏の写真。

映像を撮りながら、撮影した写真だと知れば、想像力を掻き立てられる気がします。

 

田島氏の写真で、「お、これはいい写真!」と思うのは、

おそらく映像を平行して撮っていないであろう、

人物のポートレートであったり、

ライフスタイルの写真であったりします。

 

ゆったりと流れる時間の中、仲間との本当にイイ時間を切り取っている気がするのです。

 

カナダで五年近く過ごした私が感じるカナダの時間は、

 

この田島氏の写真の暖かみのうちに感じられる気がします。

 

それにしてもいいですねー、このHEART FILMSっていう集団。

 

映像にも、渡邊雄太の筆によるこういった記事が付属すると、

また違った価値が生まれますね。

 

 

 

***

 

ふー、

 

今日はここまで。

時間なくなってしまいました。

 

こんな短いブログでも、

文章って、書くの結構時間がかかるんすね。。。

 

 

 

その他、5つの書評書くまでに、冬が始まってしまう気が…。

 

 

YH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大雪山大学・魅力開発講座で講師

北海道大雪山エリアは、いくつかの市町村にまたがる一大観光エリアですが、

 

その大雪エリアで観光をメインとして働く皆さまと一緒に、

大雪エリアの新たな魅力を作る為のワークショップを開催いたします。

 

今回は、普段から魅力的な企画を運営されているアドベンチャーディバスの北村ポーリンさんが、企画立案コース、

不肖ワタクシ廣田が、情報発信コースを担当させて頂きます。

 

詳細はこちらから。

https://daisetsuzan-univ.jp/course.php?id=6

 

山岳ガイドの立場からしますと、

ガイド育成コースって、ガイドになるためのスキルはみっちり教えてくれるのですが、

 

じゃあ、ガイドになってどうやって食っていけばいいのか?

 

それを教えてはくれないんですよね。

今はそんなことないですけど、昔はむしろ新しくガイドになったヤツは商売敵だ的な発想の怖い先輩もいらっしゃいましたし(苦笑

 

私はカメラマンの仕事もしていますが、

カメラのスキルを教えてくれるスクールは世にゴマンとありますが、

 

カメラマンとしてどうやって仕事を作っていくか?

 

を教えてくれるレクチャーはほとんどありません。

(ゼロではありません。かくいう私も、幸運にもそういった素晴らしいレクチャーを受講する機会がありました)

 

 

ですので、今回の講義も、その一助になればと。

 

大雪エリアの皆様、お邪魔いたします!

 

 

YH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PEAKS x Tokyo FM x エクストレイル

TOKYO FM / PLAY IT OUT SUMMERのサイトで、

新型エクストレイルのプロモーション映像に出演させて頂きました。

 

 

映像はこちらから。

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