Realismo Solitario  孤高のリアリズム -戸嶋靖昌の芸術-

スペイン大使館において、私の尊敬する芸術家・故戸嶋靖昌先生の個展が開催されます。

 

慶長年間に伊達政宗が支倉常長をフェリペⅢ世に向けて派遣して以来400年。

日本とスペインとの長年の交流を記念してのイベント。


「孤高のリアリズム」という命名は、

 

戸嶋靖昌記念館館長の、執行草舟先生によるものだそうです。

いつもどおり、かっこ良いネーミング。

痺れます。

 

 

今では想像することは難しいですが、江戸時代のはじめ慶長年間には、

日本は世界最大級の武力を保持する国だったそうで、

当時のスペインも大航海時代真っ只中。

7つの海を支配した「太陽の沈まない国」スペイン帝国の最盛期でした。


しかし幸福なことは、

文字通り、世界最強の二つの国は、賢明なる指導者をいだいていたため、

その力を衝突に使わず、

互いの国を尊重し、限定的な交流を行うに留めたということです。


 両国の壮大な歴史と文化の接点の上に、戸嶋靖昌先生の芸術が展開されます。

 

YH